番台日記　Part124　〜タブーに触れる

これでも書いて良いものか悩んだから話題が遅れた。
政治・宗教、そして不妊の話題って、タブーだと思うから。
でも、自分の中で納得した部分があったので書き留めてみる。

先日、不妊の番組を見た。
医療に関係する事には興味があるので、救急医療24時とか
小児医療現場なんとか・・・とかそういう番組は良くみる。
ちなみにだんなは犯罪なんとか24時とか警察事件物が好き。（笑）

妊娠って、排卵日にHすれば出来るもの。簡単に言えばね。
だけど、その排卵日ってのも微妙なもので、結構ズレる。
避妊してても出来る。
逆にヤッてもヤッても無排卵とか無精子だったら出来るはずもない。
例え男女健康体であっても、私の場合
独身時代は生出ししても（いやん）出来なかったのに
結婚したとたんに出来た。まさに生命の神秘。
子供が嫌いな所、出来たら困る所には出来ても
本当に欲しくても出来ない所もあって、本当に不思議だよね。

結婚して2年、普通に夫婦生活を送っていても子供が出来ないと不妊と言うらしいが、
番組の中でも　そう言う夫婦が何組も治療に来ていた。
私の友達の中にも不妊の人が何人もいる。
病院にお金かけて通って・・・。

正直、大変だね。頑張ってね。と思っていても
申し訳ないくらい簡単に2人の子供を授かった私には
何も大金かけて痛みと屈辱に耐え、精神病んでまで作るほどのものじゃないのに。
と思っていた。
子供1人を成人させるのに一千万かかると言う。
昼夜を問わずの授乳やオムツ交換から始まって
歩き出せばいたずらはひどいし、言うことは聞かないし。
社会に出れば親子の付き合いにも悩まされ、
反抗期、思春期を迎えてボロボロになり、金ばかりかかって
しまいに子供にキレられて殺されたら（最近そう言う事件多いし）、ホント報われないよね。

だけどね、初老にもさしかかろうと言う夫婦が、
「2人で人生を楽しもうと思って過ごして来たが、なにかと人が集まる機会に家族の温かさを目にし、人生の終盤を目の前にして、自分の血を分けた分身を残す事が出来ない　家族としての団欒も味わえないで死ぬのかと思うとやりきれなくなった。」
と言うような事を医者に訴えているのを見て、
あぁ、確かにそうだよな。と思った。
私は子供は大嫌い。
わがままで自分勝手で手間ばかりかかって。
だけど、自分に似た子供を見ていると「私が作ったの。私が生んだの。」と細胞のひとつでさえ愛しい。
いきものとして人として　種の保存と言う本能と義務を果たしたとも誇らしい。
家族でいて楽しい時も多い。子供がいて得した事もある。
だんなとケンカしても子供がいると自然に仲直りもする。

が、私から見て、
子供と言う絆がない分　夫婦2人だけの所はとても仲良く見えるし、
又、子供の為にガマンしなくて良い分　簡単に（？）離婚も出来て良いよな〜とも羨ましい。（大げさに言うとね）

話は戻って、
本能・種の保存・母性・愛情・・・。
どうにもこの想いは遺伝子に組み込まれている事なので
割り切ろうとしても割り切れないらしい。
ある女性は、アメリカに渡って代理母と言う事も考えるけれど
やはり、だんなの精子で、自分の卵子で、自分のおなかで子供を育て産みたい。
と言っていた。そりゃそうだ。
反対に、どうしても子供が作れないと判った夫婦は養子をもらう事にしたと言う。
（養子には　私はウーン・・・と思う）

実は、私の両親が不妊で。
私は両親が結婚して6年目にして出来た子供で、そうして唯一の子供である。
どんなにか愛情を注がれ、そして私が窮屈に育ったかがわかるだろう。（笑）
いやいや、幸せだけどね。
両親も　寂しさから猫を飼ったり、養子をもらう事も考えたりしたそうだ。

周りの不妊の友達も　セッセと病院通って、
無事妊娠したり、まだ通院していたり。
流産した人もいるし　死産と言うつらい体験をした人もいる。
表では計り知れない事を　みんな抱えて生きている。
普通に暮らしている私だって、出産秘話は山ほどある。
文字通り　命がけで産んだ子供だ。

どんな事をしても子供が欲しいと言う気持ちもわかるし
その金、その苦労があったらもっと・・・とも思う。
命の操作と言うのは、難しい問題だ。（堕胎にしても不妊治療にしても）
私はただ、すぐ出来る自分の体質を生かして代わって作ってあげたいよ。と同情したり
頑張れ！と応援したり祈ってあげたりするしかない。
確かに、女として　子供を生むと言う経験をしない手はないし、
子育てを通して自分も成長する事はすごく大事だとも思うから。

だけど・・・「どんな事をしても」とは思うな。
頑張りすぎるな。
幸せは誰にでも平等にやって来る。
その時や形が違うだけだ。認め、受け入れる事も大事。

ま・・・。どんなに想いを語った所で
子供のいない人には親の色んな気持ちはわかんないだろうし、
子供を簡単に産んだ人には　不妊で苦しんでいる人の気持ちはわからない。
ただ、苦労をした分・・・と良く言うけど、
不妊の後で子供が出来た人には、まだ不妊で頑張っている人の気持ちがわかるんだろうし、両方知れると言うのは人生得した事になるかもね？
そう思ってガンガレ。
　
-----------------------------------------------------
　
今日はOさんと組む日。

ゲホゲホ咳をして風邪をひいた様子のお局Oさん。
ウゲーうつる〜（＞＿＜）
と思いながらも仕事。
マイコーの逮捕・保釈の話をしながらも　だるそうで
時々床に座ったり。

夕方になり、腐れYが来た頃からはよく動いていたけど
まぁ、気の毒だから　私が先に男性サウナのマット交換した後、
本当はお局Oさんが女性のマットを交換するんだけど
女性サウナのマット交換もしてあげた。
男性サウナの方は　沢山入っていたので手伝ってもらえたが、
女性サウナの方は客が3人ほどしか入っておらず、
手伝ってはくれたけど滞在時間が長くなり　汗だく。
風邪ひきには無理だわ。
って、私も風邪気味なんだけどね・・・。
でも、お局Oさんも真顔で「いやー、MJちゃんありがとうね。」とお礼を言うのでテレた。
別にいいのよ。
私も鬼じゃないんだから、年寄りと病人をいたわるくらい出来るんだから。

今日も常連の酒盛りが始まって大賑わい。
専属おかみのお局Oさんは、行ったり来たりジョッキを運んでいた。
ご苦労さんなことで・・・。

常連の中にも風邪をひいている人が多くて
沢山　菌をもらった。
なんかやたらと疲れて帰ろうとすると、
夜出のIさんに「ハワイやめたんだって？」と言われた。
実は先日お局Oさんにも「あんた　そう言えばハワイどうしたのさ。」と言われたんだけど、
その後にSさんと組んだ時に、なんかすごい気にしていたよ。あんた聞いていないのかい？って攻め寄られてさ〜。と聞かされた。
なんだってんだ・・・。
大体、入った時は「行きなさい」とか言っていたくせに
私の事が気に入らなくなってからは「旅行で店は休めないからね」とか言われたし。
やめた第一の理由は当然金だけど、第二の原因はそれだゾ。
行く事になったとしたら、店を辞めてでも行くし、
シフトを代わってもらう事になっても　お局Oさんには頼むつもりはなかった。
Iさんも「行くなら代わってあげるよ。」と言ってくれたけど
行かない事になったから丁重に断った。
て言うか、なんで知ってるの？
本当に話が回る店だなー。誰が言って歩いているんだろう・・・。


とにかく気を使って人の分も働いて疲れて帰宅。
それでも明日はお出掛けだと思って楽しみにしていたと言うのに
天気は雪らしい・・・。それも積もるとか。
帰宅しただんなが、明日は休みを取ったとか言い出して　ますますガックリ。
なんだよ。いるのかよ・・・。
出掛けづらいじゃないかよ〜。

はぁ。
なんか、ホント疲れた。
風邪うつったかも。